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権藤 正勝
学習研究社
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(2004-12-01)
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序章というか、はじめ書きに、はっきり書いてあった。これは、科学論文じゃなく、そういう思考ゲームとしてお楽しみ下さい的なお断り。
読んでみて、なるほど、納得した。いわゆる、トンデモと言われる論がぱかすか出てくる。まあ、それは紹介だから良いとして、出典が雑誌ムーってのは、おい!
と、思ってよくよく見直したら、これ、ムーの文庫だった。わはは。
でも、そうだとしたら、最初から、スタンスをはっきりさせているこの筆者は好感が持てる。実際、そう思って読んだら、腹立たないからな。
書いてある事は、つまり、恐竜が巨大化できたのは、地球重力が小さかったからじゃねえの、というもの。だって、酸素の量が多いとかなら、他の動物だって巨大化した筈やろって事ね。でも、まあ、じゃあ、何で重力がその後増したのさ、という所になると、うやうやになってるわけだけど、そこはまあ、思考ゲーム思考ゲーム。
てなわけで、そういう意味では楽しかった1冊。