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西尾 哲夫
岩波書店
¥ 819
(2007-04-20)
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知らなかった。実は、アリババの話は、舞台が中国だったなんて!
というわけで、アラビアンナイト。これ、元はアルフ・ライラ・ワ・ライラ(千夜一夜)の英訳なんだけど、エキゾチズムってか、そういう趣味の元で、貴族にもてはやされ、いつの間にか庶民にまで、という事だったらしい。アラブ諸国なんて、キリスト教国からすれば、宗教上の永遠の敵だったんだけど、異文化の発見って思想が出てきて、こう、識字教育が交流してきたヨーロッパの読み物としてもてはやされたんだそうで。
それはそうと、元には無かった物語が付け足されーのとか、実は千も無いとか、これ、実はすんごい面白いんじゃね?
とはいえ、実はわし、未読なんだよなあ、原典。無理。