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山平 重樹
筑摩書房
¥ 714
(2006-01)
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ごめん、これ、まぢで感動した。いや、感動してちゃいかんだろうけど、すんごい、色々判った。
博徒が近代やくざになったのは、山口組の三代目のお陰であるとか。で、トップに立つヤツのベスト3は、3位:頭脳明晰 2位:勢いがある(ちょっとうろ覚え) 1位:カリスマ性 だそうだ。何かこう、すんごい説得力だ。
やくざは仁義が全て。そこをどう果たすかが、全て。その辺は、ニンゲンとして、みたいなのはあるな。
後は、情報収集力。半端無いっぽい。情報が全てといっても良い。
知らない世界だけど、応用は出来るな。
というか、彼らが居た頃は、クレーマーは存在し得なかったんじゃないかと思う。だって、コワイもん。というか、それが仕事だもん。コワイと思わせて何ぼという世界でもある。
かつて、戦後の混乱期には、警察代わりに町を守っていた事もあるという彼ら。ホンマモノの極道は、わしゃ、居ても良いというか、居ても仕方がないというか、そんな気もする。でも、ホンマモノが居らんようんなったから、薬物扱うようになったり、かたぎさんに迷惑かけるようになったりするよおになったから、あかんのちゃうんかと思う。
いや、そんなん、清く正しいやくざなんて、それはUMA級のあり得ない生物だというのも、現実かもしれないけど。