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星野 博美
文藝春秋
¥ 2,100
(2011-07-20)
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父が、我が一族と似てるから読め、と書名指定してメールしてきたのがこれ。新聞の書評に載っていたらしい。ので、区立図書館に予約を入れてみたら、70人待ちだったので笑った。更に、ようやく自分の番が来たと思ったら、1週間図書館に行くヒマが無く、むざむざ流れてしまった。のだめ風に言うと、ギャボー。
で、ようやく二度目の予約が回ってきたので読んでみた。
なるほど、漂流記だ。しかも、漂流先が、今の自分の勤め先のついご近所じゃないか。おやまあ。
和歌山から渡ってきたってのは、なるほど千葉にはありがちなんだろう。地名が一緒だし。
それを考えると、どうして我が一族は、逆に伊豆から和歌山に逆流したのか、じさまのじさまが記憶喪失になったって事も含めて、未だに判らんのだ。そして、和歌山や千葉の漁師と違って、底抜けな明るさが無いってのも。