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評価:
有川 浩
メディアワークス
¥ 578
(2004-02)
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図書館戦争を読んで、もう、ぞっこんに惚れまくり、著作を探して借りまくってきた。
これ、デビュー作らしい。
てか、すまん、電撃ゲーム小説大賞、なめてた。確かに今までの作品も良作が多くて、ラノベに分類したくないものも多かったわけだが、それにしても、ここまでのものを、ちゃんと評価して認めて、受賞させる、という点で、見直した。だって、明らかにラノベ向きじゃないし。これ。
人々が塩になって死んでいく。ソドムとゴモラのように。塩の柱が立ち並ぶ荒れ果てた都市東京に、生き残った男と少女が住んでいる。しかし。
悪役?の、入江が大好きだ。ただの警視庁の科学捜査官でしかないのに、自衛隊に入り込み、混乱に乗じて司令になっちまう、という詐欺師っぷりが大好きだ。政治とか、そういう裏も描けるってところも凄い気がする。
ま、要するに、壮大な恋愛モノだと思えば良いのかもしれない。SFだけど。
トラックバックさせていただきました。
壮大な破滅テーマSFでありながら
ステキな恋愛ものでしたね。
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文庫ちゃう方ゆうたら、ハードカバー版ですか。
幸い、区立図書館に蔵書があったみたいなんで、
予約かけときました。
あの絵柄だけは、激しく納得いかんかったので、
期待しつつ。
なるほど、破滅テーマ。確かに。
図書館戦争シリーズの後書きに、
「塩もエビも変なイキモノも出てきません」
とあって、???やってんですけど、
ま、有川氏にとっての
世界滅亡三部作がそれ、ゆう事なんでっしゃろな。
また寄せてもらいます。