図書館からの書籍
まあ、シゴトがシゴトなもんで、情報関係には一通りの常識が欲しいところ。で、これ。端的に言えば、「メディアリテラシーが無いと、踊らされるぞ」というのが結論
内容は、勿論9.11からなのだが、そこから始まるバッシングだのイメージ操作だのの戦争報道の一連。以前読んでいたので、まあ、通説になっているんだな、という確認だったんだが。
・二分法的報道(これかあれか、という突きつけ方をする報道)
・メディアの民営化信仰(民営のメディアなら公平、というのは神話。実際は、受け手側が望むニュースしか流さない事になる)
・欧米というとらえ方の穴(欧州は信仰的には日本に近い無神論が多い。米国だけが、低所得層を中心に圧倒的信仰者で締められる。)
・ステレオタイプ思考(差別とナショナリズムを増幅する。これは、ネットの知人もよく口にしているので肌で感じる。もっとも、ネタとしての発言だと思うが。つか、ネタじゃなかったら、それこそ笑い話だぜ?)
・確証バイアス(自分が見たいものや見ると予測したモノだけに注目する傾向)
・外集団同質性バイアス(自分が所属する集団のメンバーを、他の集団メンバーよりも多用だと考える傾向。確証バイアスとこれを使って、例の自己責任バッシングが発生した。よく踊らされていたもんだよ。)
モノの見方っつのは、ムツカシイ。偏るな、てのは、不可能だと思う。でも、自分がどう、どの程度偏っているのかが判る程度には、見えていたい。 或いは、それが最もムツカシイのやもしれんのやけどもよ。