これは良い本だ。動物植物地学の32話というのがサブタイトル。まさに、自分のような似非理系の為にあるような、常識必携の1冊。というわけで、以下に仕入れた雑学を。
・蚊の口は、節足動物特有の左右対象器官から出来ている。だから、右と左をすり合わせるようにして突き立てられる。それはハチの毒針と同じ。
・ヒカリゴケは実は発光していない。反射しているだけ。
・クスノキ科の葉にはカンフォール=樟脳が含まれている。毒物。ただしアオスジアゲハとクスサンにだけは効かない。
・台湾にあるクスノキに似たホウショウ(芳樟)は、リナロールなので、無毒で高級香料。
・アセビにはアセボトキシン。これはヒョウモンエダシャクの幼虫がその毒を食って鳥からの攻撃を防いでいる。