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    4月30日「しょうゆの不思議」日本醤油協会

    • 2006.04.30 Sunday
    • 19:35
     実は、しょうゆは余り使わない。辛い=塩辛い。というか、カンサイ味の醤油が滅多に手に入らない。帝都のは、すぐ真っ黒になる。播州のすぐそば、龍野が有名な醤油所なので、という事もある。
     醤は、ひしお と読む。魚醤は割と古くからあったようだが、穀物から作る「こくびしお穀醤」は、飛鳥時代の文献にあるようだ。鎖国時代に、醤油が輸出されていたというのは、初めて知ったぞ。評価も高かったらしい。
     成分の話とか、種別の話とか、作り方の話とか、割と読みやすいQ&A形式で書かれていたが、最後にぶっ飛んだ情報。
    ・アイスクリームに1滴落とすと、後味が爽やかに。特にバニラ。
    ・番茶に一滴。
    ・梅干しに一滴。
    ・カステラや栗饅頭を焼き上げる前に少量。香ばしくなる。
    ・一滴効果には、羊羹・飴など。
     どなたか、やってみてクダサイ。勇気が要りすぎる。梅干し3〜4コうらごしにしょうゆ大さじ3 は、まあ、まともそう。レモン醤油も、まあ、まともそう。醤油にウズラ卵を浸けたモノは、貝類イカエビの刺身の付け醤油に。ふうん。
    【2006.05.07

    4月29日「なぜ「耐震強度偽装問題」は起きるのか」長嶋修 講談社+α文庫

    • 2006.04.29 Saturday
    • 19:08
     ま、そういう内容。いや、つまり、流石にTV無し+新聞無しで、情報源がネットとFMラジオだけっつう生活では、色々と欠如するかなあと。書籍ベースでは、ある程度不確定要素が無くなってからになるので、TVほどの誤情報の恐れや、扇情的表現からは回避出来るが、即時性には欠ける。ま、それでも知らんよりは遙かにマシ。
     で。
     マンション建築に於いて、設計者は3者ある。で、今回問題になった構造設計者は、この国では最も軽視されている。同じマンションを造るなら、この国の購買層は、外側のデザインを重視する。IH化だの、セキュリティだの、IT回線だの。でも、それは本当は「住む」には最も最後の所だった筈なのだが。
     面白かったのが、チラシの読み方。
    「24時間警備」=機械が稼働しているだけ。そして、その代金も管理費に上まし。
    「駐車場完備」=駐車場代を払うのは、やはり住人。
    「生活空間面積」=建坪率だの専有面積が狭いので、ベランダだのを足して広く見せようという魂胆。
     これって、つまり、情報の読み方の問題ではないか。
     後半は、「地域と住む」発想だの、「肩書きよりも大事にすべきもの」だの、生き方の問題になっていた。ま、よくありがち。不快じゃなかったけれど。

    4月28日「黒魔女さんが通る!!part2 チョコ、空を飛ぶの巻」石崎洋司 講談社青い鳥文庫

    • 2006.04.28 Friday
    • 00:29
     知人のショウガクセイの娘さんが、「伊藤さん(仮)って、本が好きなんですよね。貸そうか?」と、差し出したのだった。青い鳥文庫は、まあ、ジドウブンガクの老舗やし、廉価でなかなかええ展開みせようし、と、思って借りてみて、ぶっ飛んだ。    タイトルが、黒魔女だぜ。魔女の宅急便とCCサクラを足して2で割ったような主人公が表紙絵       何っじゃこりゃ。
     主人公は、オカルト好き黒魔術好きの小学5年生。どうやら、ひょんな事から、黒魔女のインストラクターに取り憑かれたらしい。クラスには、派手自己中の幼なじみから、しきりやの委員長、ぶりっこから、ウンチク女王まで、個性の強い女子が揃い、いつも持っているぬいぐるみとしか喋らない変人、横綱、エロエース、陰陽師の息子、ヤクザの孫まで、やはり個性の強い男子が揃っている。主人公が普通に見えるほどに。中身はほぼ漫画だが、ジドウブンガクだけあって、一線は踏み外していない気がする。にしても、現代風というか、主人公はゴスロリ衣装でないと黒魔術を使えないし(それも、派手自己中の幼なじみがハラジュクで選んだという)、ネイルアートに夢中になったりする。
     そうか、最近のショウガクセイは、こんなんなんだ    と、一瞬納得しそうになったが、実際は本当にどうなんだろう。

    4月27日「なぜ<ことば>はウソをつくのか?」新野哲也 PHP新書347

    • 2006.04.27 Thursday
    • 19:06
     ごめん、自分、これ、あかん。最初に敗北宣言をしとこう。いや、確かに最初の方は、うん、そうやんか、そうやんか、と読めていたのだ。が、進むに連れ、何で当たり前の事ゆうとうねん、に、変わり、いや、それ、さっきゆうとったった事と、成立するん、えっらい難しいねんけど、に、変わり、後半に入ると、ひょっとして、に変わった。
     内容は簡単。発想法。一応、サブタイトルが「理性と直感の哲学バトル!」だったのだが    思い出した、自分はテツガクは鬼門だったよ。だいたい、ひっぱってある科学的医学的事例、間違うたはるがな。みたいな。
     ゆうとっての事は当たり前の事。ことばは、もともとうそも何も、ファンタジーでしかあれへん。そのことばを使ってあれやこれや考えよったり、理屈こねたり、言い訳したり、責めたり、非難したりしてもしゃあない、直感で生きれ、直感で、というもの。一部は理にかなって納得出来なくもなかったが、コトバ遣い師の自分としては、百億の反論を用意したい所。血反吐吐いて、地獄彷徨うとも、やっぱし、その、通じひん、幻でしかあれへんコトバつこて、思考しとりたいやないか?

    4月26日「古武術からの発想」甲野善紀 PHP文庫

    • 2006.04.26 Wednesday
    • 19:07
     ジャンルを軍事系にしたけれど、全然軍事じゃない。でもまあ、無理矢理軍事。
     この方は、養老氏と対談しているので、むっちゃ面白かったので、また借りてみた。結論。面白そうだ。ただし、類推。何故か。武術の説明をしてあるのだが、当たり前だが、判らない。こっちにはその基本も無いし、そもそもコトバで伝えられるような類のモノだったら、鍛錬も修行も要らないじゃないか。
     でも、言っている事は、至極真っ直ぐで、上の本よりは、すんなり納得出来る、気がした。割と、それは無駄、これは変、と言い切る方で、うん、そうだよな、と思う。合気道で、弟子が師匠に当ててしまった。そして、当たってしまった師匠が、弟子に、もっと気を見ろ、と怒った       いや、それはちゃうやろ、みたいな。
     ちなみに、これもインタビュー形式だが、インタビュアーは、架空の人物である。この形式は面白いな、と思っていたら、実は、古武術やら、仏教の割とメジャーな表現手段だというのも楽しかった。

    4月25日「宇宙旅行ガイド」福江純 丸善株式会社

    • 2006.04.25 Tuesday
    • 19:08
     内容は、まあ、現在最新天文学事情入門。ただし、表現形式を、宇宙旅行ガイドとしているのが楽しい。
     いやあ、天文からしばし離れていたのだが、こんな楽しい事態になっていたんだなあ。惑星がある恒星についてとか、知らなかった自分に愕然とした。更に、その惑星系が、奇妙奇天烈というか、水星っくらいの場所に、木星以上のでかさのが回っているというのだから、何じゃそりゃ。
     そして、一言。所謂、萌え系つうんですか?昆虫の複眼みたいに、顔面の3分の1が眼球で埋められている系のキャラクター。それらを案内役にしているのは、まあ、それは、現代受けするのかもしれない。しれないが、頼むから、やめてくれ、通勤途上で読みにくい!

    4月24日「風神秘秘抄」荻原規子 徳間書店

    • 2006.04.24 Monday
    • 19:08
     以前、「狐笛の彼方に」で駄音を作って知人に強制的に聴かせていたりしたのだが、これで作って、と返された。何か、梁塵秘抄みたいなタイトルやなあ、と思いつつ。
     主人公は、源氏一派の16歳、草十郎。ただし、妾腹で、誰も居ないところで笛を吹くのが好きな少年。平治の乱に、兵として坂東から出て来るも、惨敗。後の頼朝を救う為に、残党狩りの野武士の中に一人取り残されたのだが、その腕を買われて救われる。さらし首にされている主君を見て、納得する為に、首領と京に上るのだが、そこで出会ったのが、鎮魂の舞を舞う、遊君の少女、糸世。
     笛の才能と、舞の才能が、合わさって、異世界の扉を開き、未来を変える、というのが、何か判る。入ってしまえば、光が見えて、というのも、よく判る。しかし、その挙げ句に、糸世は向こう側に行ってしまう。
     登場人物はこの二人だけでなく、もう一人、鳥の王である烏の鳥彦王。こいつがまた、やたら良い感じだ。ニンゲンの発想が判らないから、知りたい、という。鳥は、誰かを失うことがあったら、すぐに、忘れるか忘れないかを決める。忘れると決めたら、本当に忘れる。だが、忘れないと決めたら長くは生きない。数日の間に死んでしまう。だが、ニンゲンは、忘れないのに死なない。それは、泣く、という事をするからだ。
     烏の目で物事を見ると、案外、すっきり見られる気がする。
     最後に。
     でも、その、糸世のカミカクシの正体のオチは、何とかならんか。

    4月23日「超ロング・セラー 絶滅寸前商品」湯川豊彦 小学館

    • 2006.04.23 Sunday
    • 19:37
     ということは、まだ販売されているということだ。つか、五右衛門風呂だの、インク・プロッター(インクで文字を書いた後、吸い取り紙で全体を抑える黒板ふきのような道具。初めて名と用途を知った)だの、本当に作っているのか。
     ガラスペン、買い牡丹、柳行李は欲しいなと思った。大学ノートも、本当は、かなり凝っている造りである事も知った。
     ちなみに、足踏みミシンは、蛇の目ミシンでまだ造られている。洋裁店の職人さんは、あれでないとだめらしい。月に30台製造。運搬用自転車は、ウエルビーサイクルで。大阪では一通が多いので、自転車がまだ生きているらしい。かつお節削り器は、小椋製作所で。鹿児島では使っていたのだが、鰹節自体、播州では塊で売っていないので、使わなくなったなあ。洗濯板は、九州の離島で使われるとか、病院の入院患者の付き添いの方が使うとか。島帰りなので、椿油が生きているのは、よく知っている。日本剃刀というモノも、この本を読んで初めて知った。相撲の床山さんやら、演劇や芸者、京都のお坊さんに需要があるんだとか。

    4月22日「ブギーポップ・イントレランス オルフェの方舟」上遠野浩平 電撃文庫

    • 2006.04.22 Saturday
    • 19:26
     このシリーズも、思えば長く続いているものだ。で、久しぶりの新刊。
     今回は、統和機構に気付き、それに対抗しようと言う、全くの真ニンゲンの組織の一員である少年と、幼なじみの少女の物語。少女は実はワン・ホット・ミニットという特殊能力を持っている”世界の敵”。感情や物質を一瞬にして極限まで熱する能力とでもいおうか。唯一その能力が効かない相手が、少年。
     彼等は事件に巻き込まれていくわけだが、結局は破滅への道をたどるしかない。
     もう一人、フォーリン・グレイスを持つ女性。そうか、そうつながったのか、というか。
     最近には珍しく、悲恋に終わるわけだが、本人達は悲恋である自覚はないのだろうな。
     にしても、リセットにしても、ティア・ジャーカーにしても、最近のブギポの”敵”は、何でこうも女性が多いのだろう。いや、別に良いけど。

    4月21日「皇国の守護者8 楽園の凶器」佐藤大輔 ノヴェルスファンタジア

    • 2006.04.21 Friday
    • 18:59
     で、ついに叛乱が。
     というか、二重の意味で義理の姪(血は繋がってないな)である童女と婚約というのは、何というか、えらいアレではなかろうか。そのせいか、作中で、風紀監視が緩くなって、春本に童女を扱う風潮が、みたいなエピソードが書かれていて、それって、つまり、今現代じゃん、と苦笑せざるをえなかったりなんだり。
     もう一つ、面白かったのが、冴香などの、両性具有者についての解説。どうも、主として別らしい。そして、どうやら別の星から渡ってきたらしい。でも、それはあくまでもおとぎ話として終えている辺りが、この作品らしい。まあ、人権はあっても基本は女性として、しかも家督は譲られないという、本当に妻妾向けな人種というか何というか。しかし、両性具有者である冴香より、押しも押されぬ女性であるユーリアの方が遙かに男前なのは何故だ。
     今回は、ようやくユーリアが登場。それも、意志を持って闘いに挑む方向らしい。

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    2005年9月8日参照

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