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    11月7日「人間とヘビ」R.&D.モリス 平凡社

    • 2006.10.31 Tuesday
    • 20:05
     何つか、こう、考古学・民俗学・文化人類学・神話学・生物学から、ヘビとニンゲンの関係を切り刻んだ、みたいな本。一応、無理すれば文化人類学かな。
     世界のヘビ信仰から、ヘビ嫌悪、ヘビの生態、毒蛇の毒の成分、まあ、そんな感じ。最初の方は自分にはとっつきにくかったが、まあ、良い本だったと思う。

    10月31日「ファンタージェン 愚者の王」ターニャ・キンケル ソフトバンク

    • 2006.10.31 Tuesday
    • 10:01
     これは、FTに入れたいんだが、どうしたものか。
     あの名作「果てしない物語」の外伝を、他作家が書いている、その2つ目。前のは、本編の最初に出てくる古本屋のオヤジの若かりし頃の話だったが、こっちは、ファンタージェンの織り女が主人公。自分が、一生機織りで終わるのに不満なレス。だが、どんどん虚無が広がっている事を知り、幼ごころの君に逢う為に、そして彼女を救うための旅に出る。
     元帝王達の都から、唯一、自分の力で出て行った男。中国人だが、一切の記憶が無いばかりか、正気すらも失っているイェン・タオツー(漢字に、中国語発音のカタカナふりがなっつのは、すげえ読みやすい。これ、和風に、えん・どうし とかふられていたら、わけわからなかった)。彼の意外な正体も、おお、だった。
     でも、これ、すごい悲しい結末だった。悲しつか、やるせないつか。

    10月30日「全日本食えばわかる図鑑」椎名誠 集英社文庫

    • 2006.10.30 Monday
    • 09:58
     わしらはアヤシイ探検隊 の椎名氏全開、といったところ。全然グルメではなく、アヤシゲナ、あくまでもアヤシゲナ食材を描いている。だいたい、第1回が、絶対食べたくない料理=青イソメ・ゴカイ丼 だぜ。そもそも、そんな料理は無いっつの。
     ここが美味しかった、ではなく、ここはこんなに酷かった、つ記述もある。でも、ちゃんとフォロー入れている辺りが、大人。
      正体不明の挿絵も、また、ミスマッチで微妙な世界観を醸し出している。

    10月29日「イルカを追って」ホラス・ドブス 集英社文庫

    • 2006.10.29 Sunday
    • 09:53
     一つ。でも、わしは、島に居た頃は、イルカを喰っていたぞ。漁師にとっては、死活問題の網を荒らすイルカは、やっぱり害獣だし、イルカを喰うのは文化だった。そりゃ、頭が良いとか、数が減っているとか、知ってるし、分かってる。だが、お前ら、海から離れた文化で生きている奴等からとやかくいわれる筋合いは、全く、無い。   無論、今は帝都に戻ってきているから、イルカは喰わない。それは、喰う文化に今は生きていないからだ。ザンコクとか、何とか、いうのは、お門違いだぜ。
     とまあ、それだけいっておいて、と。
     イギリスの野生イルカとの交流の記録。今ほど、ドルフィンウォッチングが商業化されていなかったころ、ダイビングといえば、どでかいギアに、黒ゴム引きだった頃の話。だから、筆者が、イルカを水族館で飼育するのは断固反対、つうのも、当時の飼育環境だ、と思っている。ま、わしがイルカなら、それでも、水族館でなんか飼育されたかないがね。
     とある女性ダイバーと、無茶苦茶仲良くなったドナルドつうイルカの話。野生なんだが、何つか、シンパシーで、すげえ仲良くなって、最後には、筆者の息子を背中に乗せて泳いでくれたぜ、みたいな。ま、あるだろうね、それは。イルカだから。

    10月28日「魔法のお店」荒俣宏編訳 ちくま文庫

    • 2006.10.28 Saturday
    • 09:47
     荒俣氏は、博物学者として、最高の尊敬を送る。で、書痴つか、本中毒者つか、としても、最高の讃辞を送りたい。良い感じの話を上手に集めていらっしゃる。
     世界各国の、魔法に関わる店の話を集めました的な1冊。どれも、古い作品が多い。アメリカ在住のもう若くないミスが、憧れの欧州旅行の船旅に出て、ロンドンの骨董屋で二束三文で買った、安い、ピンクの首飾り。洗って使ってお気に入りだったんだが、知り合った男性から、これは優秀な模造品だから、十倍近い値で売れます、鑑定してみませんか、といわれ、出してみたら、飛んでもない、これはホンモノのピンクパールのようです、ちょっとただごとじゃありませんといわれ、更に、何年か前に、博物館から失われた、すげえ歴史的価値のある首飾りだと分かって、途轍もない大金になりました、でも、オチは、それよりも、彼女は、あの男性と結婚する事になるんだろうな、という予感を感じた、という   ううむ。全然魔法じゃないが、大時代なお洒落だ。
     後は、「支那のふしぎな薬種店」も、おどろおどろしくて良かった。悪趣味なまでの異国趣味で、この薬屋の老人が、魔法使いで、という展開。あやしすぎる。

    10月27日「幻談・観画談 他三篇」幸田露伴 岩波文庫緑12−8

    • 2006.10.27 Friday
    • 09:43
     いや、文学史に名の残る人々の本は、絶対読めねーよ、だったんだが、読んでみたら、これ、すげえ、良い感じだ。全体の雰囲気が。内容としては、ちょっと不思議話というか、妖怪怪異じゃないんだが、何つかこう、不可思議話、という、自分には丁度適度な感じ。しかも、当たり前だが、文章が上手い。すげえ不遜な言い方をすれば、京極夏彦氏のような、宮部みゆき氏のような、ざくざく読める現代の方々が描く、あの頃、には、この何つかこう、懐の深さつか、そよぎつか、が、感じられないつか、何つか       まあ、ともかく、オチらしいオチが無いのだが、そこまで漂っているモノが、すげえ、良いんだよ。

    10月26日「ロング・グッドバイ」寺山修司 講談社文芸文庫

    • 2006.10.26 Thursday
    • 09:39
     寺山修司は、ニホンジンの文学史で、唯一、好きな作家だ。既に亡くなられていると知った学生時代、大変なショックだった。全く同時代ではない。だが、この方は、凄い。誰やねん、それ、つう方には、そうやなあ、あしたのジョーのオープニングの歌詞を書いたヒト、とでも紹介すれば     いや、それはそれで誤解されるな。ううむ。
     詩や歌は、まず読書対象じゃないんだが、この方は、別。世界観が、何つかこう、好きだ。要するにそういう事。微妙に、少年部分が、谷山浩子氏の少年部分と重なる。
     これ、文庫だし、1冊買おう。すげえ、良かった。

    10月25日「南極のコレクション」武田剛 フレーベル館

    • 2006.10.25 Wednesday
    • 09:28
     コドモ向けの絵本である。が、侮れない。ちょいと、シゴトで南極について、調べる必要が出来たので借りてみたのだが      いや、何つか、コンパクトに、ビジュアルで、よくまとまっていた。
     ただ寒いだけ、ただペンギンが居るだけ、じゃないんだな、南極。奥は深い。

    10月24日「寺子屋グローバリゼーションTHE KUMON WAY」木下玲子 岩波書店

    • 2006.10.24 Tuesday
    • 09:25
     公文、には、縁がなかった。つか、余りに田舎過ぎて、そんな先進なモンは無かった。あったとしても、親は通わせなかっただろう。何となく。
     でも、これ、公文のスモールステップとか、達成感何ちゃらとか、心理学では割とポピュラーな理論だよな。それは知っていたんだが、この、グローバル、の部分は、初めて知った。先進諸国で公文が注目、つのは、ニュースで知っていたが、そうじゃない国々の、しかも貧困層で取り上げられている、つのに、驚いた。
     何つかこう、社会てのは、ちっとも平等に出来ていない。でも、教育で、何かが、てのが、ついこないだのこの国みたいで、何か、切ない。

    10月23日「星のカギ、魔法の小箱」小谷真理 中央公論新社

    • 2006.10.23 Monday
    • 09:22
     小谷真理氏講演にいって、借りてきた。去年のSF大会ハマコンで、女性二人できゃあきゃあ盛り上がっとったとこの担当やった姉ちゃんやった記憶があるんですが、ずうっとSF作家さんやと思とりました。
     不正解。SFとジドウブンガクの評論家。
     リストアップされているのは、かなり、あ、読んだ読んだ、つのが多かった。無論、幾つかの古典は、未読のもあったが。でも、何よりも嬉しかったのが、一番に、ブラッドベリの
    「ウは宇宙線のウ」を持ってきてあった事だな。
     何だか、新聞の書評欄に、小中高校生向けのお奨めコーナーを執筆していたのを、まとめたんだそうで。ふうん。

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    野崎 昭弘
    2005年9月8日参照

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