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    6月30日「コラプシウム」

    • 2007.06.30 Saturday
    • 19:39
    ウィル マッカーシイ
    早川書房
    ¥ 1,050
    (2006-03)
     表紙を見た瞬間、後悔したが、後悔先に立たず。何じゃ、このライトノベルばりばりの表紙は。
     が。
     中身は、全然ライトじゃなかった。
     科学が発達して、不死の世の中(この辺は、マジックキングダムで落ちぶれて的だよな)。瞬間移動装置ファックスだの、小型ブラックホール発生技術だの。で、主人公は大科学者で、女王の元「配偶士」だった。ま、元恋人、みたいなのかな。
     じゃ、この表紙のライトノベル系嬢ちゃんが女王かというとそうじゃない。彼女は歴とした警察組織の捜査部長で11歳。何故かというと、本体が死んでしまったんだが、コピーをとるのが嫌いだったので、唯一のコピー情報は10歳とかのモノしかなかった、というわけ。辛うじて、外部記録で記憶は得たけど、その記憶は知識としての記録でしかなく、という、果てしなく気の毒なコドモ。
     あ、結局、最後は大円団になるので、その辺は安心な1冊。

    6月29日「すぐわかる日本の甲冑・武具」

    • 2007.06.29 Friday
    • 19:35
    棟方 武城,笹間 良彦
    東京美術
    ¥ 2,100
    (2004-07)
     懺悔す。
     戦国武士の甲冑を、「大鎧」やと思い込んでましたが、嘘です。それは鎌倉武士の古いタイプので、確かに侍大将つか、大名は着用しなくもなかったが、だいたいは当世具足つうタイプでした。背中があったりするっす。
     刀よりも、甲冑中心で、楽しかった。
     笑えたのは、着用の仕方が、当時風のイラストで描いてある事。何か、大変そうやった。
     正直、絵の参考資料になるか、と思たんやけど、あの、小札(こさね)連なりなんか、マウスで描けるかー!というわけで、はい、終了。

    6月28日「カラー版 世界ガラス工芸史」

    • 2007.06.28 Thursday
    • 19:34
     取り敢えず、カラー版なので、見ているだけでもそれなりにウツクシイ。
     ガラスの発生とか、製法発明とか、作家とか。
     それにしても、ガラス一つとっても奥が深い。

    6月27日「石のたんじょうび」スティーヴン・ギル 月刊たくさんのふしぎ 212号福音館書店

    • 2007.06.27 Wednesday
    • 19:30
     地学系絵本つか、写真絵本。
     このシリーズは、幼年向けだが、結構、内容は吟味されていて好きだ。
     そういや、タンスのハンカチ引き出しに、小石とか鳥の羽とか溜めていたコドモだった事を想いだした。
     都会では、そもそも、石が、無い。
     石を集めて遊べるコドモは、自然の中で暮らしているコドモなんだな、とか思うわけで。

    6月26日「新・魔女図鑑」

    • 2007.06.26 Tuesday
    • 19:25
    角野 栄子,下田 智美
    ブロンズ新社
    ¥ 1,680
    (2000-12)
     えーと。
     話せば長いのだが、守備範囲として、黒魔術・魔女関係も自分内には入っている。とはいっても、あの、アヤシゲな方ではなく、文化史的、宗教史的、薬物化学的、文化人類学的に見て、の分野だが。
     ジドウブンガクで、「黒魔女さんが通る」つシリーズがあったんだが、でも、それって明らかにイロモノとしての魔女像なんだな。全然、文化人類学的側面が無い。皆無じゃないけど、納得いかん。
     じゃあ、きちんと取り上げてるジドウブンガクは無いのか。
     あった。
     これ。
     図鑑とはなってるけど、一応ストーリー仕立て。魔女の発生、歴史、流石に薬物とかぴーがががが関係は出せなかったが、魔女狩りの事実とか、当時の絵図で書いてあった。ま、それ以外は、ハーブの話とか、ハーブ料理とか、仮装大会とか、流石は子供向きだなあ、てのもあったが。

    6月25日「ビッグTと呼んでくれ」

    • 2007.06.25 Monday
    • 17:38
    評価:
    K.L.ゴーイング
    徳間書店
    ¥ 1,575
    (2007-03)
     いやもう、大傑作。凄いよこれ。
     主人公は、身長186センチ、体重135キロの17歳のトロイ。母は亡く、弟には見放され、父からは呆れられている、後は死ぬしかない、という瞬間、高校の伝説のオトコ、カートと出会う。伝説のギタリスト。実は憧れの存在。巨漢と、ガリチビの出逢い。逢っていきなり、メシをたかられ、ふと気付くと、生まれて初めてあだ名をもらった。「T」。しかし、ふと気付くと、いきなり、バンドでドラムを担当する事になってしまった!
     メタルロックっつの?パンクロックつの?この世界はよく判らんが、それにしても、これはジドウブンガクにしておくのは勿体ない。読め、全てのオンガクファン、特に全ての洋楽ファン!
     勿論、ラストがどうなったか、なんて陳腐な終わり方はしない。
     いじけたデブだったトロイの独白が凄い。
    「デブをなめんなよ」

    6月24日「神菜、頭をよくしてあげよう」

    • 2007.06.24 Sunday
    • 17:39
     しまった、神様だとずっと思ってたぜ、タイトル。
     えーと、年寄りの昔話を。
     初めてまともに付き合った相手が、筋肉少女帯のファンだった。が、当時、自分は、谷山浩子ファンだった。今思えば凄い取り合わせだ。その取り合わせで、中野の伝説の喫茶店「クラシック」で、250円の、紅茶という名の茶色い湯と、珈琲という名の黒い湯をすすって、漫画の貸し借りなんかをしていた。谷山浩子は貸したが、筋肉少女帯は借りなかった。何で別れたのか、未だに思い出せない。でも、自分が自己破綻してしまったのだろう。別れを持ち出したのは自分だった。その後、結婚したと聞いた。NYに渡ったと聞いた。自分が被災して、帰ってみたら、無事を尋ねるメールが入っていた。色々ボロボロだった自分が何か書いて返信したら、無事で良かった、会いたい、とだけ、返信が来た。勿論、会える訳がない事は、どちらもよく分かっていた。その後、帰国前に、9.11があった。NY在住だと聞いていたので、死ぬほど心配した。でも、無事だったらしい。今頃は、2児だか3児だかの親になっている筈だ。シアワセになっている筈だ。それは自分が保証する。
     で。
     そういう思い出があって、近付きたくないヒトだったんだが、読んでみたら、そうでもない。そう特別な事を言うわけではなく、ちゃらい兄ちゃんだ。アレ系なコアなファンに付きまとわれたりするという点で、あーうーだが、それに対しても、ばっさり斬っている。良いねえ。
     80年代に、既に東北でゴスロリをやってたオンナノコを絶賛した話が、妙に残った。

    6月23日「子供とカップルの美術史―中世から18世紀へ」

    • 2007.06.23 Saturday
    • 17:47
     美術つより、これは、社会学だな。絵画に見られる、子供像、カップル像。
     子供の在り方っつのが、見られる絵画を取り上げていく。18世紀っくらいの、ゴヤの絵に出てくる、貧乏人の戦争ごっこの絵なんか、自分的には大喝采である。教育史とも、ちと、関わっていて、学校で賞として与えられる版画に、遊びの絵と詩が載っていたりする。ガキンチョって、昔っから、群れて遊びよったんやな。それ以前は、親の労働を手伝う貧乏人のコドモに対して、親と同じような服装で着飾った富裕層のコドモ。後、男児は6歳っくらいまで、女装つか、スカートにエプロンで長髪つのも、うげえ、だった。乳児なんか、ぐるぐる巻きだもんな。育つモンも育たんぜ。
     カップルの方は、不釣り合いのカップル、老人と若い娘か娼婦、中年女と若いツバメというヤツ。ま、風刺画っすな。年の差っつ意味では、ちと、落ち込んでみたり。(爆

    6月22日「マジック・キングダムで落ちぶれて」

    • 2007.06.22 Friday
    • 17:51
     確か、受賞作。
     人が死ななくなった世界の話。自分が殺されても、バックアップがあるから、すぐ再生出来るのな。主人公は、ディズニーランドのホーンテッドマンションで自分の年の15%の若いガールフレンドと一緒に暮らしている。この時代、銭なんて意味が無いので、人からどれだけ好かれているかのウッフィーなる概念がある。勿論、大脳内部にネットワーク完備。でも、やってる事は、勢力争いに、痴話げんか。何だかなあ。ニンゲンて、変わらなさそうだ。
     一応、自分を殺した殺人事件の謎解きみたいな話。
     これも年の差カップルの話。何だかなあ(笑

    6月21日「味覚を磨く」

    • 2007.06.21 Thursday
    • 17:53
    服部 幸應,三國 清三
    角川書店
    ¥ 720
    (2006-11)
     どちらかというと、二人の料理人の生き様の方がオモロイす。
     すんません、食育とか話題やそうですが、自分は全然、その点で失格っす。ただし、あかんモンを喰わん、ちゅう点だけで及第やと思います。必要なモンを喰わんとか、食事にタノシミを、とか、その辺が、全く欠如。
     三國氏、服部氏の生い立ちとかが、なかなかよろしい。特に若いヤツに、食育関係無く、読ませたい。

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