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坂井 三郎
大和書房
¥ 780
(2007-08)
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職場で、強制強奪してきた。
えーと。
自分は、戦艦のが好きだ。いや、確かに戦闘機もかっちょええとは思うけど。
でも、基本は、情報将校やので、戦争状態になってまう、ゆう事態が、孫子の兵法的には、最前の方法をとれんかったんやんか、主義ではある。戦争して、もうけるんは、ほんの一部でしかない。結果として、全体が潤うわけやのおて、ほんまにちょみっとだけ、一握りの連中だけが美味い汁を吸うだけや。で、そいつらが流すプロパガンダに踊らされるのは、それは、勘弁や。
ま、その辺の話は、公でするんはパス。取り敢えず、自分は、右翼も左翼も、大嫌いや。公務員はやりよるけど、国家なんか以下自粛。
で。
空のサムライたる名飛行機乗りの自伝。南方戦線での話では鶏盗みに行ってエライ目に遭うたりとか、空で小用する時は、サイダー瓶にするんやけど、そいつを外へ捨てるんに、失敗したら、もろに顔にかぶってまう話とか、米軍機の前で、宙返りして見せたら、先様から、「天晴れだ、次の戦闘では是非、緑のマフラーをしてくれ」と絶賛する手紙が届いたとか、笑えん話で大爆笑したりした自分は不謹慎。
結局、片目を失うも、硫黄島では、零戦にて戦闘復帰している。
戦闘要員が、戦闘するのは、それは、まだ、正しい闘いなのだと思う。でも、そんなんは、ただのファンタジーでしかない、ゆうんを判らん程、自分もガキやない。そういうリアルもあった。それは事実だ。一緒に出撃した仲間が帰らない。それが毎日だった。
ええと。
でも、この坂井氏は、かっちょええな、と、思った。正しいかどうかなんかはしらんけど、でも、必死こいて生きたんは確かやさかいにの。