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ウルリケ・シュヴァイケルト
ソフトバンククリエイティブ
¥ 1,995
(2007-03-17)
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ミヒャエル・エンデの超名作、「果てしない物語」へのオマージュ第3弾か?第4弾か?
ともかく、エンデがあんな開いた作品を作るもんだから、書き手としては書きたくて描きたくてしょうがなくなるのは必然なわけで。二次作品は嫌いだが、これらの作家が凄いところは、舞台設定世界設定はそのままに、また新たな登場人物を描き出している、という点だ。
で。
虚無に襲われた音楽と芸術を愛する青い髪の一族。力を受け継ぐ者を亡くし、放浪の旅に出た一族を追って、主人公の青い髪の娘も旅に出る。
虚無とは別に、夜の魂を、暗黒を司る悪玉が出てきて、と、そういう話。
読み応えはあった。音楽が力を、てな辺りは、すっげえ、同感てか納得てか。