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たから しげる
ポプラ社
¥ 882
(2006-02)
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ゾロリシリーズが終わったくらいのコドモにええかな、みたいなシリーズ。幼年童話と、デルトラの間、みたいな、青い鳥・フォア文庫以前用ゆうか。
ぐうたらな質屋の息子が遺産として手にした魔法のランプには、ランプの精霊が棲んでいた。しかし、ぐうたら息子は、頭が良くないので、うまいラーメン屋を願うのだが、そのまま、ランプは盗まれてしまう。
盗まれたランプは、用なしとして、捨てられていたのだが、それを拾ったのが小学生の女の子。誰にも見つからないように、質屋の息子の来店を待っているランプの精霊が営んでいるラーメン屋にたどり着き、友達になる。
一方、質屋の息子は、相棒の、頭の良い友人にランプを取り戻す計画を入れ知恵され・・・。
何か、定石を踏みながら、上手に現代調にアレンジされている。しかも、小学生の女の子が、ケータイで、転校前の学校の親友とメール交換をしている、なんて風景も出てきて、うわあ、現代調だ。
これ、シリーズになっているので、続きがあるらしい。割と、面白い。