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岡本 太郎,宗 左近
筑摩書房
¥ 945
(2009-09-09)
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岡本太郎と詩人の対話。岡本太郎がこんな凄いヒトとは知らなかった。19歳でパリに出て、小学校から初めて、大学でまぢで文化人類学とか学習するわけだ。ピカソとの出逢いを語ったり。ピカソの悲劇は成功の悲劇。晩年は引きこもって閉じられたアトリエ、絵画という世界で広げようと跳んだりはねたりしていた・・・「かわいそうだなあ」
ピカソは自分が生命だと思っていたが、岡本太郎は、俺が宇宙だ、と思っていた。まあ、誰でもそうなわけだけど。誰かが死ぬと、その宇宙が1個、無くなるわけ。ピカソは世界的だったが、岡本太郎は宇宙的。
二人とも人に好かれる絵を描いていない。
岡本太郎と縄文芸術。彼が、縄文土器を凄いぞと言い始めるまでは、縄文時代は無視されていたらしい。ちなみに、アンドレ・マルローは、あ、ケルトだ、と思ったそうな。