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    歴史のかげにグルメあり

    • 2010.02.28 Sunday
    • 17:14
    JUGEMテーマ:読書
      料理か歴史か、カテゴリーに悩んだけど、まあいいや、歴史にしちまえ。作り方が載っているわけじゃないからな。
     特に、これ、幕末から明治にかけての歴史上の外交と食事について書いてある。
     何ちゅうおもろい切り取り方じゃ!
     例えば、ペリーに出された本膳料理は、はっきし言うて、全然、口に合わんかった。
     明治天皇は、がちがちに緊張しながらフランス料理フルコースのホストを務めた。
     アーネスト・サトウの食事歴。
     そして、食道楽という当時としてはすんごいベストセラーで、食育というコトバを既に発明していた作家の話とか。
     日露戦争後のロシア人捕虜の食事とか。
     喰いモノって、ニンゲンにとってはごっつい事なんやなあ、と思うた。

    魔女と聖女

    • 2010.02.27 Saturday
    • 17:10
    JUGEMテーマ:読書
      魔女問題は、わしにとっては割と大きなテーマである。これって、情報の悪用によって生まれた悲劇なんじゃねえの、と。
     で。
     この本では、魔女と聖女を比較している。しまった!そういう切り取り方があったか!
     そうなのだ。やってることは、魔女の方が庶民の為になってるんだが、現象としては、かなり似ているところもある。ありえねえ奇跡を起こすという点で。ただ、わしから見てて、聖女は、庶民にとって、何の力にもなっちゃいねえ。そこが不満だ。
     あの時代、女性は、女性だけのコミュニティを作っていた。糸巻きとか、縫い物とか。男性に従うモノとされた女性だが、したたかに生きてきている。そして、それを男性原理は怯え続けているという、大笑いな構図が見える。
     キリスト教は、あの頃、絶対、女性恐怖症だったよな。純血のマリアって、あの漫画はこの本を読んだ後に書かれたとしか思えない。

    都会のトム&ソーヤ(7)《怪人は夢に舞う 〈理論編〉》

    • 2010.02.26 Friday
    • 17:08
    JUGEMテーマ:読書
      いよいよ究極のゲーム作りを始めた二人組。ただし、企画担当であるけれど、何も考えつかないトム君。口から出任せを言っているうちに、何か、リアル・ロール・プレイング・ゲームっぽくなってきたぞ、と。
     そして、謎の美少女。未だに正体、不明。

    サはサイエンスのサ

    • 2010.02.25 Thursday
    • 17:05
    鹿野 司
    早川書房
    ¥ 1,575
    (2010-01-22)

    JUGEMテーマ:読書
      知人が貸して下さった本。きっと向いてます、という話だったが、はい、向いてます!
     色んな科学的なニュースを、ちょっと考えましょう的な本。まあ、エッセイ。でも、相当、SF寄り。
     サイエンス・ライターとしては当時、この、だよね調話しかけ文体は相当、珍しくて、デビュー頃は浮いてたどころか、ちょっと、何とかしてくださいだったそうだが、今となってはフツー。
     読んでて、ああ、そうだなあと思ったのは、環境問題への提言。それ、ちょっとおかしかねえか、という視点。うん、そうだな。世の中的に、何か、変だ。

    江戸の町は骨だらけ

    • 2010.02.24 Wednesday
    • 16:52
    JUGEMテーマ:読書
      品川駅の近くには、寺が大量にある。なぜか。というクイズがある。答えは、品川は、江戸府内のすぐ外だから、不浄である寺は、その外へ移転させられたから、である。ちなみに、品川だけでなく、旧江戸府内をぐるりと囲んで、寺大量発生地域がある。
     というわけで、江戸の町は、当時としては押しも押されぬ世界一の超過密大都市だったわけだが、これには、メシとクソとゴミの問題を解決した、という輝かしい発展のキーがある、とされるのが一般だが、ところがどっこい、ヒトが多いと、死人も多くなる。じゃ、その死人はどうしたんだ?というのが、この本。
     死人は、埋めていた。でも、この埋める時に、地面の下で、遺体が腐敗して爆発音がしたりとか、死んだ女が墓の下で赤子を生んでいた、とかいうのも、実は腐乱死体のガス圧で胎内の嬰児が吹き出されたに過ぎないとか、まあ、ぐろいぐろい。
     ともかく、きちんと葬ってもらえるのは一部で、まとめて穴に投げ入れられて、無造作に土をかけられーの、その際に業者に衣類をはぎ取られーの、かなり悲惨だったには悲惨だったらしい。
     でも、それでも、喰い詰め百姓やら流人やらは、幾らでも江戸に来る。死んでも死んでも、代わりが来る。だから、近代、現代になって、大量の人骨が出てきて、どひゃあ!となる。江戸城の跡にも、こんなに人骨が!すわ、人柱か!?とか言われたけど、何のことはない、そこがヒト捨て場だったからなんだな。
     ああ、あと、吉原の大火事で、商品である遊女を救う為に、地下室に避難させた結果、全員、蒸し焼きになったという気の毒な歴史がある。ニホンの家屋は紙と木で出来ているから、燃えたら、一面大火事になるわけで、金銀財宝は無事でも、生きたニンゲンは死ぬしかないわな。そういう歴史があるにもかかわらず、何で、東京は大空襲に備えて、防空壕を作ったんだ、という筆者の糾弾。軍部は、英国やドイツの空爆=爆薬で石の建物を破壊する からの備えとして防空壕を作ったわけだが、建物の研究をした米国は、焼夷弾で焼き払っちまったわけで、結果、吉原の二の舞になっちまったわけだ。
     合掌。

    図説ヴィクトリア朝百貨事典

    • 2010.02.23 Tuesday
    • 16:50
    JUGEMテーマ:読書
      切り取り方が面白い。百貨店の百貨。これ、資本主義経済社会への黎明期たるヴィクトリア故に出来た百貨、なんだと思う。
     それにしても、この社会、面白すぎる。技術ががんがん革新され、上流と下層しかなかった英国に、中流という新たな層が生まれる。そこには、モノを巡る欲望や、上昇志向や、色んなあれこれがあったわけで。
     これは、ヴィクトリア時代の話の一つや二つ、書きたくなるねえ。

    「県民性」がわかるおもしろ食の大事典

    • 2010.02.22 Monday
    • 16:48
    JUGEMテーマ:読書
      思ったこと。
     このクニって、全然、単一民族国家じゃねえ。いや、アイヌや琉球とかでなく、都道府県違えば、異国のようじゃ。
     読み物としてタノシイけれど、これ、旅行に行く前に読んでから行きたいものだ。

    いきものもどき

    • 2010.02.21 Sunday
    • 16:46
    JUGEMテーマ:読書
      イキモノなので、植物も混じっているけれど、まあ、強烈なのは動物なので。
     そっくりでモドキと名付けられたり間違われたりするイキモノ比較。文章が軽妙なのは、「へんないきもの」の二番煎じか?
     似魚図鑑のコンセプトは志が高いけど、これは、な?おもろいやろ?ろ?な? 的な気軽さである。

    都会(まち)のトム&ソーヤ完全ガイド

    • 2010.02.21 Sunday
    • 16:44
    JUGEMテーマ:読書
      ガイド本が出るとは思わなかった。
     登場人物の紹介とかはまあともかく、本編に入らなかった数ページとか、からくりが良い。
     そして、登場人物クイズがあったのだが、もう、中級でボロボロだった。あかん。そこまでマニアじゃねえ。

    狼と香辛料 11

    • 2010.02.20 Saturday
    • 16:28
    支倉 凍砂
    アスキーメディアワークス
    ¥ 578
    (2009-05-10)

    JUGEMテーマ:読書
      ショートストーリーず。
     それにしても、世界設定が絶妙だ。移民の開拓村の構造とか、商売人の色々とか。
     黒狼の話は、珍しく辛口だった。騙された彼女が、如何に起死回生したのか。黒い。黒いけれど、それが商売人の世界だ、みたいな。その甘さの無さが、良い。

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    2005年9月8日参照

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