|
櫻井 孝昌
PHP研究所
¥ 756
(2009-11-17)
|
自分はオタクを自負しているが、いわゆるメジャーなオタクではなく、植物だったり、文化人類学だったり、天体だったり、本だったりの、広汎性発達オタクである。なわけで、いわゆるアニメとかアイドルとかは、全く、分からん。というか、理解拒否。特に、昆虫の複眼顔のおねえちゃん(らしい)ジャンルのは、無理。萌えってのが、理解できない。
のだが。
どうも、世界では日本のアニメがクールらしい。なので、外務省がカワイイ大使を任命して、欧州だのアジアだのに行ってみたんだそうだ。
ゴスロリだの、ロリータだのは、もう、生き方の域らしい。特に、ファッションとして、日本のレース製造技術あってのロリータってとこもあるようだ。
制服ファッションは、タイでもローマでも人気。彼らにとっては、あれは、「自由と個性」の象徴らしい。お洒落をしたい、でも、金銭的余裕がない、だから、親にベースの制服を買ってもらって、リボンやタイなんかで個性を出すんだそうだ。
というか、カワイイという単語は、既にもう、そのままで通じるらしい。
すんげえフランス美女が、「どうして私は日本人のような顔じゃないのか」と落ち込んでいたり、何だか、すげえな。
自分はやらんが、でも、まあ、それを尊重する輩が存在してもいい。コスプレだの、ロリータだの、それもいい。
ただし、圧倒的な違いがあると思う。それは、日本では、画一となっていても、海外では、まだ、異端で少数派であるってこと。だから、海外の頑張る連中は、ええとは思うが、わしは、日本で群れているあの連中はすかん。
あ、後は、原宿という街を、世界中のデザイナーが注目しているということ。自分は好きではないが、一度、今度、見に行こうかな、と、思った。